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[Ballet] 感情が伝わってこないロミオとジュリエット? [バレエ]

 新国立歌劇場に「ロミオとジュリエット」を観に行ってきました。


 残念ながらあまり楽しめませんでした。もしかしたら、体調悪かっただけなのかもしれませんが、演出なのかわかりませんが、ほとんどの登場人物の感情表現や動作が淡々としていて、ストーリーに引き込まれることがありませんでした。


 終演後の拍手の量はそれほど多くないように思いましたが、上の方の席からは盛んにブラボーの声が飛んでいましたから、素晴らしいと感じられた方々も複数いらっしゃったと言うことでしょう。やっぱり体調悪くて楽しめなかったのかもしれません。


 さて、先月観たKバレエでは2幕仕立てでしたが、今回の演出は3幕版でした。
 最初の幕の両家の対立の場面は、睨み合っているとはいえ、感情的な対立は感じられず。


 その後舞踏会でパリスとジュリエットが踊るシーンでは、ジュリエットがいやがっているのか、その気があるのか表現だけでは全くわからず。ジュリエットとロミオが互いに惹かれ合うシーンも見つめ合ってはいても、感情的に本当に惹かれ合っているのっていうくらい表情は淡泊。


 2幕のマキーシオとティボルト、あるいは、ロミオとティボルトが剣を交える場面。剣さばきがぎこちなくて残念ながら本気で戦っているような緊迫感が伝わらず。


 3幕のジュリエット。ほとんどの場面で通常より表現が淡泊。淡々と踊ってこのシーン終わった、ハイ次のシーンという感じで動いているように見えてしまいました。


 怒り、悲しみ、愛情、友情、など…人間のさまざまな感情が、非常にハイテンションで書かれた音楽がロミオとジュリエットだと思うので、こう感情表現が淡泊だと個人的にはあまり楽しめませんでした。


 主役の二人を含め、バレエのテクニックは皆さん素晴らしかったので、うまく演じている皆さんの世界に入っていけなかったのが凄く残念な公演になってしまいました。


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